付き合い始めてから半年以上、なかなか最後までたどり着けずにいた濱田と葦原。そんな二人に転機が訪れる。葦原の大学受験で都内のホテルに泊まることになり、彼女の方から誘いの手が差し伸べられたのだ。「泊まってるとこは、あっち…」と顔を赤くして告げる彼女の勇気。
本作は、処女童貞のうぶな二人が、緊張と期待に震えながら念願の初めてを分かち合う物語だ。エロ漫画にありがちな強引な展開ではなく、互いを慈しむような前戯から、一歩ずつ確かめ合うように繋がっていく。
前日譚2本を加えた大ボリュームで描かれる、初々しくも濃密な「はじめて」の瞬間。愛があるからこそ伝わる肌の温もりと、溢れ出す多幸感に満ちたセックスをぜひ目撃してほしい。
よちリョウタのケイケンします!

タイトルは、ケイケンします!作家名はよちリョウタ先生。
よちリョウタのケイケンします!で描かれる純愛の熱量とゴムありセックスの美学
よちリョウタのケイケンします!を読んで感じたのは、エロ漫画にありがちな処女童貞がいきなり中出しセックスをする不自然さがないことだ。しっかりゴムありで挑む純愛系エロ漫画としての誠実さ。やはり「好き」という感情が根底にあるセックスは、見ているこちらの心まで温まるし、何より最高に抜ける。
この物語を読んで、僕はふと思い出した。同じクラスの女子が、好きな同級生と同じ大学を受験して、その試験の夜にヤリまくったという話を。合格への不安と解放感が入り混じった、あの夜の熱量。そしてその後、入学してから現実的な問題に直面して大変になったことまで含めて、どこか身近にいそうなリアリティを感じてしまう。
過激な中出しが溢れる昨今だが、やっぱりゴムありセックスだよなと、僕は勃起しながら改めて思うんだ。大切な相手だからこそ、避妊を怠らず、一時の快楽だけでなく相手の未来まで思いやる。
そんな青臭くも真っ直ぐな性愛の形が、この作品には詰まっている。身近にあるエロの尊さを噛み締めながら、二人の門出を祝うようにシコりたい一冊だ。


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